3月29日、ソウルで「西制便」を観てきました

まさか私が、韓国ミュージカルを観に行くかも~、なんて去年の暮れにはまったく考えていませんでした。
だって、初海外は絶対イギリスのウエストエンドに行くんだーって思ってたんですもん。

だけど、なかなかそんな余裕ないし、四季や東宝がやってるから日本にはワールドツアーが来てくれないし~。

そうだ、韓国や台湾なら来てくれてるかもと思いつき、調べてみると来てるじゃありませんか~。
韓国や台湾なら気軽に行けるよね~って、さらに調べてみると韓国のファントム様に胸キュン

最初は、『何、このおっさん』と思っていたのに、歌っている姿を見てたら、どんどんカッコよく見えてくるじゃありませんか
で、生で歌っているところを聴きたくて、韓国まで行ってしまいました。

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地下鉄5号線・嵯峨山駅 (アチャサン545) から少し行ったユニバーサルアートセンターです。
公園に行く途中にあるので屋台とかあって、子供もたくさん遊んでいました。
劇場の周りにはほとんど何にもありませんでした。
建物全体が西便制一色です。
日本もこんな風にしたらいいのに~。

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ユニバーサルアートセンターの中に、記念写真を撮るコーナーがありました。

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ミュージカル終了後、まさかの正座で登場。
伝統芸能のパンソリが題材だからでしょうか。
水かぶり席なので舞台が近いです。

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韓国のファントム様ユボン役のヤン・ジュンモさんと、息子ドンホ役のソン・ヨンジンさん、娘ソンファ役のイ・ジャラムさんです。

この日のキャスト
ソンファ役:イ・ジャラム 
ドンホ役:ソン・ヨンジン
ユボン役:ヤン・ジュンモ

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アボジ(お父さん)役にしては若いですが、お父さんの風格バッチリですごく魅力的な声をしている方です。
できればファントム様のナンバーを生で聴いてみたい~。

若手パンソリのイ・ジャラムさんは、あんな小さな体からなぜあんな声が出るのかと思うほどの素晴らしい声
パンソリの名人ってこんなに声が出るんだ~って感じ。
パンソリって日本でいうと浪曲みたいなもので、声が良くないと務まらないそうです。

イ・ジャラムさんは別格として、ヤン・ジュンモさんの声は、やっぱり他の方々より一歩抜きん出て良い声をしていました。
ラミンさんと対張るんじゃないかと思うほど…

韓国語はまったくわからないので、DVD『風の丘を越えて 西便制』でストーリーの予習はバッチリ。
実は、DVDを観始めた時は「あんまりおもしろくないな~」っと思っていたのに、観終わった後はなぜか泣きまくっていたという、何か不思議な魅力のある映画でした。

ミュージカルでは、ロックとパンソリが交錯し、映画よりストーリーが端折られている気がしましたが、DVDを観ていれば十分ついていけるお話でした。

2時間45分くらいの間、お父さんとソンファに圧倒されっぱなし、ドンホもお母さんもすごい
ちょっとしか出ていない人も、アンサンブルまで、全員歌がうまいことにビックリ

ミューオタ歴1年なんで、日本の舞台もあんまり観てないんですが、完全に日本は負けてる気がしました。
これは、韓国に行く回数増えるかも~、ウエストエンドが遠くなってしまう…。