オペラ『リタ』、言葉はほとんどわかりませんでしたが、めちゃくちゃおもしろかったです~♪

言葉がわからなくても全然平気でした。
あらすじがわかっていればアクションとか音楽とかでストーリーはだいたいわかります。
言葉がわかればもっと楽しめるでしょう。
再再演のお話もあるようなので、再再演の時までは少しくらい韓国語ができるようになりたいです。 

メモはまったく取っていませんので、思い違い等ありましたらすいません。

オペラ『リタ』ヤンジュンモ演出、チェジェリム、チャンユリ、イギョンス出演

簡単なあらすじ

イタリアのとある地方にあるカフェ。
登場人物は、気弱な夫ペッペとペッペを尻に敷く暴力妻リタ、そして前夫ガスパロです。
実はリタは再婚で、写真家の前夫ガスパロは行方不明だったのですが、ペッペと再婚していたのでした。
ある日、リタのカフェに死んだと思っていたガスパロが客としてやってきます。
ペッペはリタをガスパロに返して自由になろうとします。
ガスパロは、村で起こった火事でリタが死んだと思い込み、新しい恋人と結婚するためにリタの死亡証明書をもらいに来たのでした…。

舞台はこちらカフェ Gutta(구타・殴打)、カフェの所有者はリタ

オペラリタカフェ Gutta
オープンしたカフェ Gutta に集う演出家様と出演者のみなさん

オペラ『リタ』公演情報

公演日時:2015年11月8,9日プレビュー公演、10日~15日
公演場所:忠武アートホール 中劇場ブラック
<出演>
●リタ役:チャン・ユリ
●ペッペ役:イ・ギョンス
●ガスファロ役:チェ・ジェリム
●ドニゼッティ役:チョ・スンチャン

演出:ヤン・ジュンモ/音楽:メン・ソンヨン/脚本・韓国語詞:ハン・ジアン/監修:イ・ジへ/舞台:チェ・ヨンウン/衣装:チョ・ムンス/ヘアメイク:キム・ミンギョン/制作監督:Zakky
音楽のメン・ソンヨンさんはジュンモさまの奥さまです。

忠武アートホール 中劇場ブラックは、すり鉢状のコンパクトな円形舞台です。
最後列でも7列目なので、どの席からでも十分楽しむことができます。
この公演では、観切れがあるため両サイドの席は販売されていませんでした。

意外と多かったドニゼッティの出番

昨年のドニゼッティ役はジュンモさまでしたが、今年はスンチャンさんでした。
うれしいことに、ドニゼッティの出番が多い

冒頭から登場し、作品作りに悩んでいるドニゼッティ。
曲の続きを観客に歌わせたり、リタの変わりにカツラを被ってペッペと結婚式を挙げたり~。

あれ、わざと曲を知らなそうな奥さまとお父さんを当てたんじゃないですか
観客が答えられないと『お母さんしっかりして~』って感じのオーバーリアクションで、それがまたおもしろかったです~。

再再演では、これをジュンモさまがやるのかと思うと妄想が膨らみます~。
特に、結婚式シーン~。

チャン・ユリ、チェ・ジェリム、イ・ギョンス、歌ウマな出演者に脱帽

チャン・ユリさんはオペラ歌手なので上手いのは当然ですが、テノールのギョンスさん、バリトンのジェリムさんも上手い&カッコ良かったです~。

ギョンスさん初めてでしたが、なんか存在感があって上手かった~。
勝負に勝ってもう自由だって時に歌った、 "Allegro io son come un fringuel" なんて素敵過ぎて惚れてしまいそう~ って感じでした~。

歌ウマな二人が歌いまくる"ムッチッパゼロの対決" なんて俺得な曲~。


ムッチッパゼロの対決

ちなみに、묵찌빠(ムッチッパ)は、まず普通にじゃんけんをして、勝った方が攻撃側となりあいこを出させたら勝ちというゲームです。
この曲の見所は、二人がエェ声で「カイバイボ」「ムッ」「チー」「パー」と言いまくるところですね。
二人とも本当にエェ声なんですよ~。

ちょっと勝負が変と思っても、そこはスルーしましょう。
ガスパロが勝っているように見えてもそれではお話がつながりませんから…。
勝ったほうがリタと暮らせる対決だったみたいです。

オペラ『リタ』各シーン振り返り

ドニゼッティの客席イジリが終わったらペッペ登場
『助けて』と書かれた紙をピアノの上に置いていきます。
そこで良いのかペッペ~

次いで、リタ登場。
ブランコに乗ったり、バラの花を持ちながら、結婚と人生について歌います。
バラの花を客席に投げたりするんですよ。
前列の方イベントが多くてうらやましいです。特に上手の方。

案の定、『助けて』と書いた手紙がリタに見つかってしまいます。

結婚と人生について歌うリタ
結婚と人生について歌うリタ
ブランコで歌うリタ
ブランコで歌うリタ
ペッペの手紙を見つけるリタ
ペッペの手紙を見つけるリタ

こういう時、女性が言う「ケンチャナヨ~(大丈夫)」くらい怖いものはないですからね~。
ペッペを待っているのは鞭か洗濯バサミの刑か?

鞭と洗濯バサミを前にするペッペ

そんなペッペの前に、ガスパロ登場
原作では船乗りのガスパロですが、ジュンモさま演出では写真家でした。

ガスパロは舞台客席から登場。
エリザもサンセットも、今年は後ろから登場する年なのかと思いつつ憧れのジェリムを間近で観察~

おお、背高い~

足長い~

かつら浮いてる~

でもエェ声だなあ~


そんなジェリムさんとギョンスさんが、「入れてくれ」「もう閉店だよ」「そんなこと言わずに入れてよ~」みたいな、吉本的ノリで小芝居をしてくれます。
その間ジェリムさんはずっと客席います。
つまり、下手側通路寄りの方はじっくりジェリムさんが観察できるわけです。 

前夫写真家ガスファロ

暴力夫というより、おかしな写真を撮っていたり、ジャンピングしてシャッター押したり、自由奔放で無邪気なガスパロ。
ペッペは写真を撮られながら、ガスパロの妻が村で起こった火事で亡くなったことを知ります。

リタとガスパロは、お互いの顔を見ないまま、美しいヨジャ・素敵なナムジャだと良い雰囲気に~。
 
リタとガスファロは顔を見ないまま恋のさや当て
 
いつ二人がお互いの顔を見るのかワクワク。
そして、お互いが顔を見た瞬間、、、。

ガスパロがリタの前夫だと知ったペッペは、これでリタから解放されると喜びます。

前夫がいるとは知らなかった、悪いのは自分だと立ち去ろうとひざまずいて謝るペッペ。
ペッペの足にしがみつき、あなたがリタと暮らすべきだと懇願するガスパロ。

リタと生きてくれと頼むペッペ

あなたがリタといるべきだ

ギョンスさんがガスパロの足にしがみついている時、ピアノが煽る煽る。
どんだけ悲しめばいんだって感じで、ギョンスさんがピアノに注文つけたりしてました~。

ピアノは、ポップピアニストイボムジェさんとミュージカル<スリルミー>のピアニストとして有名なグァクヒェグンさんです。

どちらもお互いにリタを譲って埒が明かないので、上の"ムッチッパゼロの対決"になるんですね~
ムッチッパ専攻してムッチッパ留学した先生らしいですよ~。

ムクチッパゼロの対決

負けたガスパロが悲しみに暮れていると、水鉄砲を持ったドニゼッティ登場~
悲しんでいるガスパロに水をシュッシュっと吹きかけてました。

ムクチッパ勝負に負けたガスファロ
ジェリムさんがとってもコミカルなので、だんだん吉本の小籔に見えてきたりして…。

対決に勝ったペッペは自由だと歌い出ていこうとします。
リタと一緒にいることになったガスパロのエプロン姿がかわいかったです~。

リタに愛をささやくガスファロ

逃げようとするリタに、あの時は「悪かったよ~」って感じで弁明。
愛していることを知ってもらおうと、手でハートマークを作って送ったり~。

この後、出ていこうとするペッペと客席で追いかけっこしたり、銃で決闘したり、スローモーションの決闘ではでんぐり返しなどして意外に体が柔軟なことがわかるジェリムさん。

スローモーションの決闘の後、記憶喪失になったことはわかりました。
韓国語がわからなくても、なぜか記憶喪失はわかった人~。

その後、どうやってめでたしめでたしになるかは観てのお楽しみ~

いろいろなミュージカル曲のパロディも挿入されているので、それを探すのも楽しいですよ。

出演者3人とドニゼッティ+ピアノの二人が全員芸達者で、素敵な90分を過ごすことができました。

イ・ギョンス、チェジェリムのインタビュー記事

リタを避けたかった_オペラ<リタ>
 
ミュージカルスターのイ・ギョンス・チェジェリム、楽しいオペラ戦記「リタ」

マッコン(千秋楽)カーテンコール

再再演観劇の参考になる『リタ』動画


英語字幕付きGaetano Donizetti - Rita (1962)

2015年オペラ『リタ』忠武アートホールブラックにて

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