明日はミュージカル『レ・ミゼラブル』大千穐楽ですね。
ジュンモさま、日韓あわせて17か月の大航海お疲れ様でした。東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』の公式サイトで、ジュンモさまの写真を見つけた時のことが昨日のことのように思われます。
長かったような、短かったような…。
こんな経験をさせてくださった、ヤン・ジュンモさまとすべての関係者のみなさまに感謝します。
ヤン・ジュンモさま大好き
『バリケードでのジャベール』
まるで学生たちを睥睨しているような感じが良いです。吉原ジャベはパワーで学生を振り回していましたが、 ジュンヒョンジャベは気迫で振り回している感じ~。
もしかして、学生なんて気にしていないのかも…。
ジュンヒョンジャベは、なんというか名刀村正みたいな感じですね。
「抜けば玉散る氷の刃」というフレーズがあるじゃないですか、ちょうどあんな感じ。
学生ともみ合って流れた汗も、そこに留まることができず滑り落ちるみたいな~。
誰かが言った「彫刻顔」という言葉。
「それだ!」「それで汗をかかないような気がしたんだ!」なんて一人で納得してしまいました。
その彫刻か氷のように美しいジュンヒョンジャベが崩れていく様子は必見です。
美形悪役や戦隊物のブルーあたりが好きな方は、きっとたまらない魅力を感じると思います。
ジュンジャベは、自分の美学を守るために、崩れそうな自分の世界を認めることができず死を選んだ、そんな気がしました。
『Bring Him Home』
シーンと静まり返ったホール内。その場にいるすべての人が、 ジュンモバルが歌い出すのを固唾を飲んで待っている。
そんな感じでした。
満を持したように歌い始められた『BHH』。
あのやさし~い、やさし~い ジュンモバルの声が会場内に満ちて…。
静かに祈りを捧げるかのような『BHH』。
徐々に気持ちが昂ぶり思わず神に訴えかけるように、 最後はまるで渾身の力で懇願しているかのようでした。
きっと、マリウスのことを考えれば考えるほど、どうしても救いたいという思いが募るからでしょう。
マリナートの時もこんな感じでしたね。
終盤の熱唱のなかにもマリウスを慈しむかのようなやさしさが感じられる『BHH』は、ジュンモバルしか歌えないじゃないかと思います。
ジュンモバルの『BHH』は、なぜここまで心を揺さぶるのでしょう。
ツイッターでこちらの写真を見て、ふと思ったことがあります。
地球と宇宙の境目?綺麗
— 齊藤 崇通 (@staka64102) 2016年2月24日
無音で風も何も無くて少し肌寒くて自分の音だけが響いてる空間なイメージ
行ってみたい😳 pic.twitter.com/7MDrNb306O
天使の綿毛に包まれた、まるで天空に浮かぶゆりかごのようですね。
神ならぬ身が、このゆりかごを揺するにはどうすればいいでしょう。
ゆりかごを揺するのは、きっと心、愛しかないのではないでしょうか。
ジュンモバルの『BHH』を聴いていると、まるでやさしい慈父の慈愛に包まれて、やさしく揺すられてでもいるように心地よく。
いつしか安堵の気持ちが広がって、思わず涙が出てきます。
マリウスを一目見た時、ジュンモバルはリトルコゼットと出会った時と同じように、愛し子に出会ったような気がしたのかもしれません。
もう一人愛するわが子ができた。
『まるで我が子です~』。
その言葉がこれほど誠真に響くのは、ジュンモバルの心に、愛し子への愛が満ちているからでしょう。
そして、エピローグへ
思い出すままに書いていたら、こんなに長くなってしまいました。時間がないので、要所だけピックアップしますね。
『カフェソング』。
舞台が次のシーンに切り替わるぎりぎりまで、 じっとマリウスを見つめていたウヒョクアンジョが印象的でした。
まるでマリウス頼んだぞと言っているみたいで…。
『バルジャンの告白』。
リトルコゼットにしたのと同じ、あのビーストお辞儀。
それに明るく応えるコゼット、バルジャンの決心に少しも気づいていない風で、余計に涙を誘います。
ここは日本でも号泣ポイントでしたが、それは韓国版でも変わらずでした~。
祖父俳優なんて書かれていましたが、絶品の老け演技でしたよ~。
そして、『エピローグ』。
ロウソクを持って進み出、あの銀の燭台に火を灯すところでも涙が止まらず…。
天に召される感ハンパなく、さらに涙涙でした~。
終演後、会場を揺るがすような拍手と、スタンディングオベーションに感動してしまいました。
ソウルから遠かったけど、大邱は初めてでドキドキしたけど、行って良かったです
今はもっと進化されているんでしょうね~
終演後、すぐに立てず、ボーっとしていたら最後ぐらいになってしまいました。
大邱に来た記念に一枚。
実は、2月13、14日とソウルに行った時、飛行機が遅れに遅れて観れなかったんです…。
16時着なら間に合うかなと思ったんですけど…。
折り返しの機体が来なくて、セントレアで1時間半待たされ、仁川ではゲートが空かず50分待たされ、イミグレは混みに混んでいて、直通列車に乗れたのは8時50分でした。
ここでひとこと言っていいですか…。
チェジュ航空のバカ~~~!!
会いたかったよ~、ブルースクエアのジュンモさま。
終演直前に駆けつけ、しっかり写真は撮りましたけどね。