11月15日に観た宝塚ミュージカル『エリザベート』-愛と死のロンド-の感想を書きます。
すでに4か月経っているのでかなり忘れているところもありますが、今書かないともう書けないのではないかと思い頑張って書いてみます。
メモなどはまったく取っていないのでかなりうろ覚えです。
『エリザベート』全体の感想はコチラ
上の写真通り、イケメンと騒がれている俳優さんよりイケメンです。
立ち姿が美しく、ダンスにも切れがありました。
トートはかなり神出鬼没でどこにでもあらわれます。
誰かがおっしゃっていましたが、確かにストーカーぽいかも…。
でも、こんなイケメンが甘い声で歌ってくれるなら許します。
一幕で、エリザベートの愛を得られないことに悩んでいるトートを見て、「ああ、これは『失楽園』なんだ」と思いました。
『失楽園』でルシファが「イブ、イ~ブ、イ~~~ブ」とイブを誘惑するシーンめちゃめちゃ好きでした。
トートやフランツがエリザベートを呼ぶ声と通じ合うものがあるような気がして仕方がありません。
エリザベートは自由を望んだから、永久に楽園に戻ることができなくなったんですね。
でも、せっかくイケメンが懊悩しているシーンの後ろで、セットを片さないでもらいたいです。
エリザベート:蘭乃はな
目がパッチリで、どうやったらこんな風にできるのか教えてほしいくらいです。
はなさん、おきゃんで自由奔放なエリザベートにピッタリな感じでした。
綱渡りで落ちる時は、落ちようとして落ちていることがわかるほどかなりわざとらしかったですが、これは演出がそうなっているのかも…。
おきゃんな少女がどんどんしたたかになっていく様子、上手く演じられていたと思います。
そして、したたかになっていくほどに、孤独になっていく様子もよく伝わってきました。
ルキーニ: 望海風斗
エリザベートは、ルキーニが煉獄の裁判所で尋問されるところから始まります。
常に物語の進行役として登場するため、もう一人の主人公と言っていいかもしれません。
望海風斗さんはとても魅力的な人でノリもいい、舞台に望海風斗さんが登場すると客席の反応が全然違います。
毎回アドリブを自分で考えるのだそうです。
この日は客席に降りることはありませんでしたが、二幕が開けてすぐの登場でこんな感じで客席いじりをしていました。
“ビ、ビ、ビザッ!
司会の姉ちゃんすごいね、花のドレスに赤いドレス、それにエリザベートみたいなドレスもあるんってんだろう。
いったいどうやって買っているのかな、そうかVISAカードで買っているのか!
そんな良いカードがあるならエリザベートにも教えてあげなきゃ。
いまボーダーが流行ってるの?
夏にボーダー流行ってたけど、今も流行ってるのかな?
ここらあたりみんなボーダーだよ。
僕もボーダーだね、この子俺とおんなじ格好してるんだよ~。
俺みたいになりたいの?
俺みたいになっちゃダメだぞ、真っ直ぐに育つんだよ。
僕の写真撮ってあげたいけど、キレイな姉ちゃんの写真撮ってこいって言われてるんだよ。
隣のおねえさんと写真撮るね、僕も写るんだよ。
じゃあいくよ~、カードはやっぱりVISAカード♪”
これだけアドリブで考えるってすごいですね
ただ、「ミルク」は給湯室の噂話みたいでちょっと軽く感じられてしまったのが残念です。
フランツ・ヨーゼフ:北翔海莉
北翔の低音の魅力はハンパないです。
皇太后にいいようにされ超マザコン、そしてシシィには選択を迫られ従うも側にいてもらえず、でもこんなに魅力的な北翔フランツなら許してあげても良いじゃないかと思います。
たとえ、最初、思ったように味方してくれなかったとしても…。
夜のボートでわかり合えたら、シシィがあんなに孤独になることはなかったのに…。
それにしても、シシィの部屋の前で、「エリザベーツ」と歌うところ超素敵です。
この舞台で誰が素敵だったか聞かれたら、私はルキーニとフランツと答えます。
ルドルフ:芹香斗亜
ウィーン版のおじさんルドルフよりずっといいです。
このルドルフなら革命家に言いくるめられるのも納得です。
本当はやさしい子なのに、お母さんにかまって欲しくていろんなことをしちゃうんですよね。
ただ、トートとの身長差があまりないので、操られている感があんまりありませんでした。
そう考えると、ウィーン版の人選はナイスな人選だったんですね。
皇太后ゾフィー:桜一花
このゾフィー最高
ウィーン版のように馬は出てきませんが、大臣たちの間をあっちにこっちに、あのシーン私的にツボです。
本当のゾフィーもこんな感じで、お国大事一辺倒でシシィとフランツを困らせていたのかも。
でも、自分の私欲で何かをやっている感じではないのがさすが皇太后という感じでした。
ヴィンディッシュ嬢:仙名彩世
精神病院でのシーンはウィーン版にもありましたが、こんなに印象に残るシーンだったでしょうか?
仙名彩世さんが登場した時、場の雰囲気が変わったような気がしました。
宝塚は初観劇でよくわからないのですが、この方は相当のスターなんですか?
宝塚版ということで、マダム・ヴォルフの館やフランス病は出てきませんでした。
シシィとフランツの決定的な亀裂となったものですが、これは宝塚ということで露わにはできないのだろうなと思います。
初めての宝塚観劇、そしてエリザベートでしたがとても満足できました。
メモなどはまったく取っていないのでかなりうろ覚えです。
『エリザベート』全体の感想はコチラ
ミュージカル『エリザベート』-愛と死のロンド-宝塚花組2014/主演:明日海りお
トート:明日海りお上の写真通り、イケメンと騒がれている俳優さんよりイケメンです。
立ち姿が美しく、ダンスにも切れがありました。
トートはかなり神出鬼没でどこにでもあらわれます。
誰かがおっしゃっていましたが、確かにストーカーぽいかも…。
でも、こんなイケメンが甘い声で歌ってくれるなら許します。
一幕で、エリザベートの愛を得られないことに悩んでいるトートを見て、「ああ、これは『失楽園』なんだ」と思いました。
『失楽園』でルシファが「イブ、イ~ブ、イ~~~ブ」とイブを誘惑するシーンめちゃめちゃ好きでした。
トートやフランツがエリザベートを呼ぶ声と通じ合うものがあるような気がして仕方がありません。
エリザベートは自由を望んだから、永久に楽園に戻ることができなくなったんですね。
でも、せっかくイケメンが懊悩しているシーンの後ろで、セットを片さないでもらいたいです。
エリザベート:蘭乃はな
目がパッチリで、どうやったらこんな風にできるのか教えてほしいくらいです。
はなさん、おきゃんで自由奔放なエリザベートにピッタリな感じでした。
綱渡りで落ちる時は、落ちようとして落ちていることがわかるほどかなりわざとらしかったですが、これは演出がそうなっているのかも…。
おきゃんな少女がどんどんしたたかになっていく様子、上手く演じられていたと思います。
そして、したたかになっていくほどに、孤独になっていく様子もよく伝わってきました。
ルキーニ: 望海風斗
エリザベートは、ルキーニが煉獄の裁判所で尋問されるところから始まります。
常に物語の進行役として登場するため、もう一人の主人公と言っていいかもしれません。
望海風斗さんはとても魅力的な人でノリもいい、舞台に望海風斗さんが登場すると客席の反応が全然違います。
毎回アドリブを自分で考えるのだそうです。
この日は客席に降りることはありませんでしたが、二幕が開けてすぐの登場でこんな感じで客席いじりをしていました。
“ビ、ビ、ビザッ!
司会の姉ちゃんすごいね、花のドレスに赤いドレス、それにエリザベートみたいなドレスもあるんってんだろう。
いったいどうやって買っているのかな、そうかVISAカードで買っているのか!
そんな良いカードがあるならエリザベートにも教えてあげなきゃ。
いまボーダーが流行ってるの?
夏にボーダー流行ってたけど、今も流行ってるのかな?
ここらあたりみんなボーダーだよ。
僕もボーダーだね、この子俺とおんなじ格好してるんだよ~。
俺みたいになりたいの?
俺みたいになっちゃダメだぞ、真っ直ぐに育つんだよ。
僕の写真撮ってあげたいけど、キレイな姉ちゃんの写真撮ってこいって言われてるんだよ。
隣のおねえさんと写真撮るね、僕も写るんだよ。
じゃあいくよ~、カードはやっぱりVISAカード♪”
これだけアドリブで考えるってすごいですね
ただ、「ミルク」は給湯室の噂話みたいでちょっと軽く感じられてしまったのが残念です。
フランツ・ヨーゼフ:北翔海莉
北翔の低音の魅力はハンパないです。
皇太后にいいようにされ超マザコン、そしてシシィには選択を迫られ従うも側にいてもらえず、でもこんなに魅力的な北翔フランツなら許してあげても良いじゃないかと思います。
たとえ、最初、思ったように味方してくれなかったとしても…。
夜のボートでわかり合えたら、シシィがあんなに孤独になることはなかったのに…。
それにしても、シシィの部屋の前で、「エリザベーツ」と歌うところ超素敵です。
この舞台で誰が素敵だったか聞かれたら、私はルキーニとフランツと答えます。
ルドルフ:芹香斗亜
ウィーン版のおじさんルドルフよりずっといいです。
このルドルフなら革命家に言いくるめられるのも納得です。
本当はやさしい子なのに、お母さんにかまって欲しくていろんなことをしちゃうんですよね。
ただ、トートとの身長差があまりないので、操られている感があんまりありませんでした。
そう考えると、ウィーン版の人選はナイスな人選だったんですね。
皇太后ゾフィー:桜一花
このゾフィー最高
ウィーン版のように馬は出てきませんが、大臣たちの間をあっちにこっちに、あのシーン私的にツボです。
本当のゾフィーもこんな感じで、お国大事一辺倒でシシィとフランツを困らせていたのかも。
でも、自分の私欲で何かをやっている感じではないのがさすが皇太后という感じでした。
ヴィンディッシュ嬢:仙名彩世
精神病院でのシーンはウィーン版にもありましたが、こんなに印象に残るシーンだったでしょうか?
仙名彩世さんが登場した時、場の雰囲気が変わったような気がしました。
宝塚は初観劇でよくわからないのですが、この方は相当のスターなんですか?
宝塚版ということで、マダム・ヴォルフの館やフランス病は出てきませんでした。
シシィとフランツの決定的な亀裂となったものですが、これは宝塚ということで露わにはできないのだろうなと思います。
初めての宝塚観劇、そしてエリザベートでしたがとても満足できました。